平成29年10月12日(木曜日)

 友よ!今日はなぁ~お前のCB(K0 砂型!それも初期! ノンレストア車)

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キャリパーホルダー(今で言うならばキャリパーサポートかな?)を弄ったぞ!
お前なら、悉くオリジナルに拘るだろう!それも、その車体に付いてたパーツ!

タイヤだって、ひびがあろうとも当時物のF6にK87(違うかな?)を選ぶもんな!
でも、でも、オイラには、その状態で カズ に乗せるのは躊躇しちゃうんだ!許せよな~だからお前も知ってる栃木の御大も勧めるタイヤ履いてるぜ!

そ~んなお前を分かってか知らないが、カズが
      出来ればオリジナルで
ってぇ言うので弄ったんだから許せよな!

それは~これ!

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キャリパーホルダージョイントとか言う奴!
通常は、ガタが出てきたらホルダーとの間に シム を入れて調整する様に出来ているが、残念な事にシャフトの穴が長年の使用により、広がってしまいシャフトそのものが踊ってしまっている状況なんだ!

んで!良く見るとメーカーさんも

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ホルダー本体貫通部にはブッシュを入れている!しかし、ホルダジョイントには無いんだ!その為に穴が広がって、キャリパー自体がローターに当たってしまってる状況なんだわ!

この症状は、CB乗りの多くの方も悩んでいる事とは思いますが、その大半は、状態の良い中古品をチョイスしているのが現状では無いでしょうか?

でも、でも、今は無き友を思うとねっ!!!
そこで…出来るだけオリジナル部品をそのままに!!!ってぇ~事で、ブッシュを造り圧入する事にしたんだ!材質はホウ金よりも適しているだろうと言う事で
      リン青銅
にしてみた!勿のロン加工はオイラじゃあないが、腕が良いから1/100単位で精度を出してくれる奴なんだ!

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寒い頃に依頼し、長い間待たされたが、嫌々やらせる事をしたくなかったてぇ~言うか
       気分良く仕事をして良い物を造って欲しかった
ので、何度も足を運んだが急(セカ)かさずにいたんだ!

これもある意味信頼関係かな!ねっ!!!!(必ず仕上げてくれるってぇ~)
でも、でも、今日はホント精神集中してやってくれてたんだよ!!!!

でも、でも、でも、でも、出来上がって見て!本人その出来に満足してなかった様子だけど、オイラ的には十分満足させてくれる精度でしたので、無理無理納得して貰いました~!

んでその物ってぇ~
     シャフト穴内径(既存ブッシュ内径)   10.00mm(±0.02mm)
     シャフト外径(当たってなかった部分)  9.98mm
     シャフト外径(すり減ってた部分)    9.94mm

だったので、この寸法を元に、キャリパーフォルダージョイントの穴を加工し
 
     ブッシュ外径 14.25mm
     ブッシュ内径  9.98mm(減ったシャフト径を考慮し)

のリン青銅製ブッシュを造ったんだ!
それがこれっ……(面取り前)

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んでこれをキャリパーホルダージョイントに圧入してぇ~

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 画像では分かりにくいですが、内径面もピカピカ!(シャフトを通した後の画像なので傷があるかな??)だぜぇ!

 んで、最後に割ピンの穴を開けて完成!!!

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こうやって文章にしたりすると簡単にできそうだけど、そこはねっ!!!

勿論、完成品にキャリパーホルダにガタはありませんよ!!!
さ~組み付けるのが楽しみです!!!